『せどり』はサラリーマンの副業として不向きだと思う7つの理由

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この記事の所要時間: 734

せどりがサラリーマンの副業として不向きである理由

 伝統的で今でも根強い人気の『せどり』。
 
 サラリーマンの副業としては正直不向きであると思います。
 
 私自身、『せどり』に挑戦した事がありますが、今では非効率的と、やめてしまいました。
 
 今日は参考までに、私の経験から、サラリーマンの副業として『せどり』が不向きである理由を書いてみたいと思います。
 
 時間を無駄にしないためにも是非参考にして頂けると幸いです。

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大人気の『せどり』って?

『せどり』は代表的で伝統的な副業

 『せどり』という言葉を聞き慣れていない人は意外と少なく無いのではないでしょうか?
  
 私も、初めて『せどり』と聞いたと時、『なんぞや?』なんて思ったものですがが、『せどり』という商売は、意外と伝統的で代表的な商売でだったりします。
 
 『せどり』とは、単純に古本を仕入れて転売する商売の事を指します。
 
 他にも意味合いはあるようですが、単に『せどり』という場合は、通常、古本の転売を指します。
 
 最近では、オークションの利便性も向上し、ずいぶん前から人気の副業として名前が挙げられるようになってきました。
 
 中には、副業から、独立をした人も存在しますし、よく副業系の雑誌に紹介されています。
 
 サラリーマンで、昼間普通に本業をしている人でも、何十万も稼ぐ人もいる魅力的な副業です。
 

『せどり』はお手軽に始められる

 この『せどり』ですが、基本的には、誰でもPCさへ持っていればすぐに始められる副業です。
 
 近くに古本屋、特にブックオフさへあれば、即日始める事ができる何ともお手軽な副業です。
 
 アフィリエイトやネットショップのように、サーバーを借り、その上、HTML/CSSを学ばなければならないなんて手間は全くかかりません。
 
 そのため、簡単に取り組める副業として、サラリーマンにも根強い人気がある副業です。

なぜ『せどり』はサラリーマンの副業として不向きなのか?

1)『せどり』は仕入れが劇的に面倒

 ここまで書いてきたように『せどり』は非常に人気の高い副業ですが、いい事ばかりではありません。
 
 私自身、実際に挑戦してみて挫折した副業の代表です。
 
 その理由の一つが、『せどり』は仕入れが劇的に面倒であるという点です。
 
 『せどり』は、基本的に、古本を大量に仕入れて、転売する事で利益を手にする商売ですから、とにかく、古本をコンスタントに仕入れなければなりません。
 
 そのため、定期的に古本屋にて大量に古本を購入しなければならないのですが、これが非常に手間です。
 
 忙しいサラリーマンの場合、帰宅時間が20時を回るなんて事はザラでしょうし、古本屋がは遅い時間まで業しているとはいえ、帰宅後重い古本を週に幾度も仕入れる等という作業、正直地獄です。
 
 古本を仕入れる場合、重い古本を持ち帰らなければならない所も重ね重ね辛い作業です。
 
 もちろん、『せどり』で利益を上げるならば、仕入れさへすればそれで終わりではなく、その後、販売のためオークション等で商品の出品作業をしなければなりません。
 
 これは、忙しいサラリーマンにとっては、非常に大変な作業です。
 

2)『せどり』は薄利多売

 『せどり』で数十万も稼いでいる人は、少数派で、基本的には薄利多売戦略が一般ピーポーの取り得る戦略だと思います。
 
 特別なコネクションがあり、貴重なプレミアム本が仕入れられる人ならばまだしも、普通のサラリーマンにはそんなコネクションは無いはずです。
 
 そのため、どうしても、一般的な値打ちの本を、安く、大量に販売し、まとまった利益を上げるという方法をとらざるを得ません。
 
 この点、確かに、薄利多売戦略をとれば、売れやすく、それなりの利益を得る事ができます。
 
 しかし、薄利多売は、『作業量を増やして稼ぐ戦略』ですから、昼間フルタイムで働いているサラリーマンには、不向きな戦略であると言わざるを得ません。
 
 仕事量を増やせば、利益も上がるでしょうが、作業量が増えて、本業がおろそかになってしまっては、話になりません。
 
 この部分は、『せどり』の大きな欠点でしょう。

3)『せどり』は意外と経験が必要

 『せどり』は意外と経験が必要な副業です。

 冒頭で、手軽に始める事のできる副業であると書きましたが、それはあくまで、『始めるまで』の話です。
 
 始めるまでのハードルが非常に低い副業である事は確かですから。
 
 ただ、ある程度『せどり』で効率的に利益を上げようと思えば、結構高いレベルの知識と経験が必要です。
 
 長年『せどり』をやってきて、売れる本と売れない本の目利きができるようになるまでには、忍耐力が必要です。

4)『せどり』は在庫を抱える必要がある

 『せどり』は在庫を抱えてなんぼの副業ですから、とにかく在庫を大量に保有し、保管しておかなければなりません。
 
 ドロップシッピングのような副業の場合ですと、欠品リスクはあるものの、基本的には在庫を抱える必要は無く、商品が売れれば仕入れるという、比較的安全な商売ができます。
 
 これに対して、『せどり』は、今その時点で保有していなければ、次回仕入れができるかどうかが全く分からない『古本』を扱うのですから、その場で仕入れ在庫保有していなければ、商売になりません。
 
 そして、ここが一番の問題なのですが、『せどり』で一定の利益を上げようと思えば、その在庫量は、他の転売に比べて比較にならない程多くなる傾向にあります。
 
 同じ転売でも、新品を扱う転売では、段ボール3~4箱も在庫を抱えれば、十分な利益を手にする事ができますが、『せどり』で同じ利益を上げようと思えば、数千冊の古本を在庫として保有しなければなりません。
 
 これは、私自身が実際にやってみて感じた事ですので、サラリーマン、特に一人暮らしのサラリーマンには、厳しいポイントです。

5)『せどり』はライバルが非常に多い

 『せどり』はお手軽に開始できる 副業で、人気も非常に高い副業の一つです。
 
 その点も相まって、当然ライバルも多く存在します。
 
 『高く売れる』と思って販売した古本もライバルが存在していれば、満足な価格で販売する事はできません。

6)『せどり』にはリスクもある

 『せどり』は手軽に始める事ができる副業ですが、開始するにあたって気をつけなければならない点もあります。
 
 それは、『古物商許可申請』を最寄りの公安委員会でしておかなければならないという事です。
 
 サラリーマンで『せどり』を副業にしている人の中には、申請をしていない人も多いですが、この申請をしておかなければ大変な事になりかねません。
 
 この申請をせず、無許可で古本の転売を繰り返すと、『3年以下の懲役又は100万円以下の罰金』になってしまいます。

 詳しくは『警視庁』のサイトをご参照ください。
 
 古物商 

7)『せどり』ではオークション利用が一般的だが、出品の手間が半端ない

 新品の商品を繰り返し販売する場合、ヤフーオークション等では、『再出品』のボタンを押すだけで再度出品し、繰り返し販売をする事ができます。
 
 しかし、『せどり』は通常一点ものの古本を扱うため、仕入れの度、出品作業を行なわなければならない事が非常に多い傾向にあります。
 
 最近では、アマゾン等でも、古本を手軽に出品する事ができるようになりましたが、アマゾンは出品作業が手軽である事も相まって、尋常ではない激戦区になっています。
 
 手間を減らせば、激戦で価格競争をしなければならない、他方で、手間を増やせば、作業量が増え、忙しく時間のないサラリーマンにっとっては地獄。
 
 なかなか悩ましいところです。

まとめ

  • 1)『せどり』は仕入れが劇的に面倒
  • 2)『せどり』は薄利多売
  • 3)『せどり』は意外と経験が必要
  • 4)『せどり』は在庫を抱える必要がある
  • 5)『せどり』はライバルが非常に多い
  • 6)『せどり』にはリスクもある
  • 7)『せどり』ではオークション利用が一般的だが、出品の手間が半端ない

まとめ

 『せどり』は伝統的で、非常に手軽に始める事ができる人気の副業である事は間違いありません。
 
 ここまで書いてきたように、私自身は、『せどり』という副業については否定的な見解をもっていますが、『せどり』という副業で、確かな利益を挙げておられる方は少なくないのも事実です。
 
 ただ、私自身は、サラリーマンをやりながら、『せどり』は、『利益の割には大変だな』という印象が今でも根強いです。
 
 そんなこんなで、このような記事を書いてみました。
 

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最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

学鬼
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