《タイプその5》物販系アフィリエイトサイトの特徴
公開日:
:
最終更新日:2015/02/04
アフィリエイト, サイトタイプ10種+α アフィリエイト, サイト
アフィリエイトを実施するためには、サイトやブログを構築する必要があります。
ただ、そのサイトにはそれぞれ種類やタイプがあり、どの種類・タイプのサイトを運営するかによって収益は大きく変わってきます。
この記事では、そのサイトタイプの一つである、物販系アフィリエイトサイトの特徴について書いていこうと思います。
物販系アフィリエイトサイトとは?効果的な戦略は?難しい点は?等明らかにしていきたいと思います。
物販アフィリエイトの特徴
物販系アフィリエイトで報酬が発生するまで
まず、アフィリエイトの報酬の発生形態は下記のように2種類の形態に分類することができます。
- 1)成功報酬型アフィリエイト
- 2)クリック保証型アフィリエイト
1)の代表が、いわゆる物販型アフィリエイトです。
これは、商品を紹介し、サイト・ブログへの訪問者(ユーザー)が、商品を購入することによって初めて報酬が発生するタイプの形態です。
これに対して2)の代表はGoogle AdSenseです。
これは、訪問者が広告をクリックしさへすれば、サイト・ブログへの訪問者(ユーザー)が、たとえ商品を購入しなくとも、報酬が発生します。
上記の物販型アフィリエイトはさらに、その扱う商品によっていくつかに分類されますが、『訪問者(ユーザー)が商品を購入して初めて』報酬が発生する点に関しては、どのサイトタイプにおいても、同様です。
物販型アフィリエイトは、商品・サービスの販売により初めて報酬が発生しますので、結構ハードルの高いタイプのアフィリエイト形態と言えるでしょう。
物販系アフィリエイトサイトはハードルが高いが、利益も大きい
このように、報酬発生までのハードルが、比較的高い物販系アフィリエイトですが、その一番の魅力は、『報酬の高さ』です。
物販アフィリエイトにおいて、例えば、自分のアフィリエイトサイトで、一つの商品を販売できた場合、高額なものでは1万円~2万円程もの報酬が発生する商品もあります。
本当に高額なものでは、10万円を超えるような報酬も見かけますので、物販型アフィリエイトの報酬の多さは大変な魅力です。
また、物販と言っても、一般的な小売業のように在庫を抱える必要はありません。
そのため、先行投資が必要ありませんので、非常にリスクが低いのも特徴です。
成約に至るハードルは高いものの、このハードルを越える事ができれば大きな収益につながる可能性があります。
物販系アフィリエイトサイトは、高収益を目指すなら避けて通れない
この物販系アフィリエイトは、アフィリエイトで大きく報酬を得るためには絶対に扱わなければならないタイプのアフィリエイトタイプです。
従って、この物販系アフィリエイトサイトを極める者こそ、アフィリエイトでも成功に近い人と言うことができます。
アフィリエイトで成功している方のサイトを見ても、ほぼ100パーセントでこのタイプのアフィリエイトを導入しているように思います。
物販アフィリエイトは大きく2つの形態に別れる
物販アフィリエイトと一般の小売業との比較
インターネット上には、様々なサイトが存在し、そのサイトではいろいろな商品の販売がなされています。
現実社会では、実際の店舗の商品を素人・一般人が扱おうとした場合、下記の様な手順を取ります。
- 商品発掘
- 当該商品を製造しているメーカーの特定
- そのメーカーの特定商品を取り扱う問屋さんの特定
- 当該問屋さんとの交渉と条件設定
- 商品を上記の条件に基づき仕入れ
- 在庫管理⇒並行してサイト等で販売
↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓
通常、個人で上記の手順を経ようとした場合、かなりしんどいです。
法人であれば話は別ですが、個人で、上記の手順をたどるのは商品販売に至るまでにへとへとになってしまうほど重労働です。
(特に個人の場合、問屋さんとの交渉過程で断念してしまうことになるかと思います。)
これでは副業になりません。
これに対して物販アフィリエイトの場合、この過程を全部すっ飛ばして、ネット上の商品全てを扱う事ができます。
手続きと言えば、複数のASPに登録する事だけです。
個人レベルで副業を開始するまでの手間がこの程度であるのは非常に魅力的です。
また、前述のようにノーリスク。
これは大変な魅力です。
現在は、ほとんどすべてのネット上の商品をアフィリエイトで扱えますので、参入障壁が非常に低く、開始までに手間も必要ありませんから、小売と比べ非常に魅力的であるのは確かです。
物販アフィリエイトの2つの形態についての話
この物販アフィリエイトは、大きく、2種類に分類する事が出来ます。
- Aタイプ:Amazon・楽天等のASPに登録し、『物』を商品として販売する
- Bタイプ:サービス・情報を紹介し、成約を目指すタイプ
一般的に、Aタイプの物販アフィリエイトは、物販アフィリエイトの中でも成約につながりやすいので、報酬は低めです。
(Amazonや楽天は、商品そのものへの信頼がありますからね)
Bタイプは、情報やサービスを売る事になりますので、実物商品がイメージしにくく一般に成約率が低めになります。
従って、報酬は非常に高くなります。
Aタイプの場合、当然売れ安いのは、少額商品です。
この場合、たくさん売ることによって勝負すればよいと考える方がいらっしゃいます。
しかし、これは明らかな間違いです。
例えば、500円の商品を100個売るのと、50000円の商品を1個売るのとどちらが難しいかと言えば、明らかに前者が難しくなります。
インターネットショップなどで、リスクを取る場合は、はっきり言っていずれの場合もその難しさはトントンと言ったところです。
しかし、アフィリエイトの場合は、多売戦略の方が圧倒的に難しいです。
想像してみれば分るのですが、少額で大量に売れる商品は、『ヒット商品』『流行商品』であることが多いです。
こういう売れる商材は多くのサイトが扱うことになりますので、必然的にライバルが多くなります。
また、大量に販売し薄利多売を狙うには、サイト(ブログ)で数万単位のアクセス数・PV数をたたき出す必要があり、とにかく多くの人にアピールしなければなりません。
これに対して50000円の商品は、価格こそ高額ですが、この価格が妥当であれば500円のものを500円で売る事とハードルは同じです。
高額商品は購入者の絶対数が少ないですが、1人の心に響くアピール記事が書ければ良いので、100人の心に響かせるのと比べると圧倒的に楽です。
(人はそれぞれ趣味趣向が異なっておりますので、100人の心に響くフレーズはなかなか作る事ができませんから・・。)
また、サイト信用度が積み上がっていれば、高額商品を販売する事は比較的容易です。
多売戦略は、余程アクセス数があるサイトでなければできない強者の戦略ですのであまりお勧めできません。
Aタイプの場合は、実際に物をイメージできるので成約率は高まりますが、報酬が低い。
Bタイプの場合は物がイメージできないので成約率が低くなる傾向にあるため、報酬は高め。
いずれのタイプを採用するかは、自分の運営するサイトの特徴によりますので一概に『こちらの戦略を実践せよ』とは言えません。
ご自身で『どちらの戦略が向いているのか?』を思考錯誤してみる事が大切です。
Aタイプの物販アフィリエイトをさらに研究した
Amazonと楽天の共通点と違い
Aタイプの代表は、Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトです。
報酬率は低いのですが、成約につながりやすいのは前述のとおりです。
いずれも多くの商品を取り扱っており、両者で扱える商品は、さほど違いはなく、トントンと言ったところでしょう。
敢て違いを挙げると、Amazonの場合、男性の利用者からの支持が高く、楽天の場合は特に女性から支持が顕著です。
また、Amazonの方が報酬額が高めに設定されているようです。
- 楽天 ⇒ 売上の1%~10%(ほとんど1%)
- Amazon ⇒ 売上の3%
基本的には、Amazonの報酬は、楽天の2~3倍程度となります。
Aタイプの物販アフィリエイトは『信頼』が既に得られているのが大きな強み
特に、インターネット上では、商品がそこにあるという『商品の存在に対する信頼性』と『サイト自体の信頼性』は大変な強みなります。
従って、できる限り認知度の高いASPを利用する必要があります。
楽天及びAmazonであれば、この点は問題ないでしょう。
『信頼』はあるものの、注意も必要
但し、ここでも注意点があります。
確かに、楽天やAmazonのアフィリエイトは商品が売れやすく、比較的アフィリエイト報酬も発生しやすい構造になっています。
しかし、これで大きく稼ぐことはほぼ不可能です。
楽天のアフィリエイト等では、成約時商品価格の1%が通常です。
たまにキャンペーンで10%を超える報酬の提示がありますが、これは販売しにくい商材であることが多いです。
この報酬体系で、月5万円の報酬を得る場合、どの程度売り上げを上げる必要があるか計算してみましょう。
例えば、報酬を1%として500円の商品を販売するとして、1個販売できれば、5円の報酬になります。
50000円÷5円=10000個を販売すると初めて、月に報酬5万円(ポイント)を受け取ることができます。
『10000万個か~いけんじゃね?』
それは甘いです。
正直、長年小売業をやっている私の経験からすると、10000万個を1カ月で売る場合、PRに湯水のごとく費用を投入し、人を何人も雇わないと無理です。
これだけ売れる商品は10年に一度のヒット商品を独占で扱う事ができて初めて達成できるレベルの個数です。
10000万個と言うと、1日約300個販売しなければなりませんから、これだけ売れるならば、この商品自体を仕入れて売った方が儲かります。
単純に、50%の利益率で利益を計算すると、月250万円になりますので。
月250万円も利益を出せるなら、必死で問屋と交渉するでしょうし、これだけ利益が出るなら法人化も余裕です。
以上から、できれば、このタイプのアフィリエイトはせいぜい子遣い程度の収益が得られれば、万々歳とすべきでしょう。
僕も、いろいろ楽天アフィリエイトを張っていますが、せいぜい月1000円もなれば万々歳です。
Bタイプのアフィリエイトをさらに研究してみた
上記のように、楽天やAmazonのアフィリエイトは非常に報酬が低く、同額の商品を販売できるならば、明らかにサービス・情報商材系のアフィリエイトの方が、大きな収益を上げる事ができます。
数万個売るよりも、高額報酬品を数個売る方が、楽だからです。
確かに、情報商材系アフィリエイトやサービスを紹介するアフィリエイトは成約までのハードルが非常に高いです。
その、商品自体の『効果』の信ぴょう性に不安があるのが普通ですからね。
しかし、一旦コツをつかめば、ぐんぐん収益は上がるようです。
私自身は、まだまだ修行中の身ですから、まだまだ収益は微々たるものですが、私の近い者では、既に数十万もの収益をたたき出している人がいますので、これは確かなことです。
また、この物販アフィリエイトが、アフィリエイトの王道ですので、文章で商品を訴求する力をつけなければ、アフィリエイトで大きな収益を上げる事はかなり厳しくなります。
逆にここさへ乗り越えてしまえば、一気に飛躍する事ができるでしょう。
情報商材の場合、報酬体系が商品価格の1~50%に設定されている事が多いです。
サービス系のアフィリエイトでは、50%以上という場合も少なくありません。
もちろん、報酬が高いため、ライバルも多くなりがちですが、前述のように、収益を飛躍的に高めるにはこの道を避けて通るわけにはいきません。
個人的には、このタイプのアフィリエイトに挑戦して、腕を磨くことが、最もアフィリエイトでの成功に近づくと考えています。
誰でもできそうですが、Bタイプのアフィリエイトで成約を出すためには、かなり地道な作業と継続が必要ですので、地道に頑張りましょう。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
この記事に関連するあなたにオススメの記事一覧!
ご意見・ご感想などお気軽にコメントいただけますと幸いです。
- PREV :
- 《タイプその4》趣味系のアフィリエイトサイトの特徴
- NEXT :
- 《タイプその6》サービス特化型の物販系アフィリエイトサイトの特徴