意外と知らない『アフィリエイトは不労所得ではない』という事実
アフィリエイトは楽して稼げる!
そう考えて、アフィリエイトに参入してくる人は非常に多く、大抵、このような方から順にアフィリエイト市場から撤退していく事になります。
というのも、アフィリエイとは楽して稼げる副業でもなく、そして、頑張ったからと言って不労所得を得られる類の副業ではないからです。
この記事では、覚悟を決めるため、アフィリエイトが如何に『楽』ではない副業であるかを改めて確認していきたいと思います。
アフィリエイトは『楽して稼げる』不労所得では無い
ほったらかし!?でアフィリエイトでは稼げない
不労所得とは働かずに得られる所得の事ですが、アフィリエイトは不労所得ではありません。
何もせずにほったらかしにして収入が得られるほど甘いものではありません。
アフィリエイトで上げられる収益は、労せずして得られる収益では無い事は、初心者の段階でしっかりと認識して挑戦すべき約束事と言って過言ではありません。
現時点で、月に100万円以上稼いでいるようなスーパーアフィリエイターでも、初めの頃には血の滲むような努力をしています。
アフィリエイトは、何故不労所得では無いか?
世の中『リスク』と『リターン』は完全に比例する
世の中のビジネスで収益を上げる方法は無数にありますが、ビジネスでは一つの真理があります。
それは、リスクとリターンは完全に比例すると言う事です。
つまり、高いリスクを取ってビジネスに臨めば、結果が出るのが早くそして大きなリターンを得られる可能性があり、他方で低いリスクを取ってビジネスに臨めば、結果が出るのが遅くリターンは少なくなる傾向にあると言う事です。
これは、純然たる真理で、この法則に反するようなビジネスや投資はありません。
ただ、例外的な場合として、『低リスク』×『ミドルリターン(又はハイリターン)』でのように、リスクを低く抑えるとともに、リターンも押し上げる方法があります。
それは、『努力』と『継続』です。
アフィリエイトは、ほぼノーリスクで開始できる副業(ビジネス)でありますので、人一倍努力し、人一倍継続しなければ、リターンを得る事ができないのは当然の真理なのです。
アフィリエイト以外の世の中の投資も完全不労所得ではない
世の中には、様々な投資が存在しています。
代表的な者は、株式投資や不動産投資、そして外貨預金とFXも投資として挙げる事ができると思います。
FXを投資と言うと、『それは違う』とおっしゃる方もいらっしゃいます。
FXは基本的にトレーディングという売買を繰り返して、売買差益を狙う副業ですから、どちらかというとギャンブル色が強く、資産価値を評価しマネーを移転させる『投資』とは、その本質が違うからです。
ただ、FXでも売買差益(キャピタルゲイン)を狙わず、統計的計算式に基づき通貨を購入し、金利(インカムゲイン)を狙う手法もありますので、ここでは投資に分類しました。
この辺りは、正直投資を本気で勉強した事のある人でなければ分らない場面ですが、念のため。
このような、世の中の投資については、雑誌・ネットニュース・新聞等では、『楽して儲ける代表的な商品』というイメージがあります。
しかし、実際に投資をした経験のある人なら分かるのですが、実際に利益を上げられるようになるためには、驚く量の勉強と経験とセンスが必要となります。
同じような不労所得の代表として不動産投資が挙げられますが、不動産投資にしても、そう簡単ではなく、やはり勉強と高リスクを取る勇気・経験とセンスが必要になってきます。
投資もアフィリエイトも一定の収益を上げるまでは努力と継続が必須
一定の収益を上げられるようになるためには、アフィリエイトも世の中の投資も、やはり一定の努力の継続が求められます。
楽して稼げる様な方法は、世の中に存在しない事は、基本的な考え方の基礎に据える方が、ガッカリしなくて済みますし、努力に身が入ります。
アフィリエイトは楽して稼げる副業ではない
アフィリエイトは不労ではなく、ずっと作業を続ける必要がある
アフィリエイトが『楽して儲かる方法』だという認識を持っている方は、誰かに騙されているという事になります。
アフィリエイト系の情報商材にも、『1日1時間の作業で誰にでも簡単に月20万円を稼ぐ方法』等という様なキャッチコピーのついた商材は、意外と多いです。
しかし、この様な条件で短期的に結果を出し、20万円もの月収を稼ぐような人は、一部の天才か、スペシャリストだけです。
一般的にアフィリエイトは地道な作業の繰り返しですし、それを続けていかなければなりませんから不労所得ではないと言えます。
たとえ月に100万円稼いでいるアフィリエイターでも、その収入を維持するために、努力を続けているのです。
アフィリエイト収入が得られたからと言って仕事を辞めるべきではない
世の中には、専業アフィリエイターと呼ばれる自営業者が存在します。
これを受けて、サラリーマンの方が、『アフィリエイトで収益を上げれば、仕事を辞めるぞ!』安易に考えるのは少しマズイです。
というのも、アフィリエイトはかなり収入に増減があり、余程稼げていないければ、仕事を辞めてしまうとリスクが高くなる傾向にあるからです。
例えば、サイト・ブログのアクセスをSEO中心で集めている場合、Googleからサイト・ブログ評価を下げられてしまうと、アフィリエイト収入が激減してしまうという大きなリスクがあります。
サラリーマンの方は、アフィリエイト収入が多くなってきたとしても、仕事は辞めない方が良いと思います。
私は自営業者ですが、アフィリエイトだけで食べていこうとは思いません。
仕事を辞めて背水の陣で臨むのも一つの方法ですが、収入源が複数あることは精神的にとても楽になりますから。
アフィリエイトは楽して儲かるものでも、半永久的に収入が約束されているわけでもありません。
専業アフィリエイターになろうと考えている方は、その辺の事をしっかりと考えた方が良いと思います。
アフィリエイトが50%不労所得になる日
アフィリエイトは、不労所得ではなく、月に数10万円の収益を上げられるようになったとしても、作業は永遠に続きます。
ただ、サイト・ブログのアクセス数が一定以上になった場合には、ある程度、更新頻度を少なくしてもアクセス数がいきなりガクっと下がる事はありません。
また、アフィリエイト開始段階と比べて、基本的には記事の執筆だけで作業は終わるので、ネタ探し⇒記事作成のルーティンワークを継続すれば十分な状態にもっていけます。
この面を考慮すれば、結果が出ている段階に至る事ができれば、アフィリエイトはかなり不労所得に近づくと言えるかもしれません。
私はこの状態を『50%不労所得』と呼んでいます。
完全に不労所得になってしまうと面白みが無いので、目指す場合は、この辺りを目指す事をおすすめします。
ちなみに、専業アフィリエイターの場合は、収益源の多角化を図っていくのが普通ですので、この状態になると、次のサイト・ブログ制作に移ったり、有料マニュアル作成をしてみたりと、次のビジネスに移る人が多いです。
サラリーマンが仕事を辞めてもいい収益目安
アフィリエイトで月収30万!仕事を辞めてはいけない
よく、サラリーマンが、アフィリエイトや投資で月30万円程の収益を上げれるようになったので仕事を辞めたと言う話を聞きます。
しかし、これは極めて危険です。
月収30万円というのは、独立するにしてはそう高くない月収だと言って間違いありません。
私は自営業ですから分るのですが、一般的なサラリーマンの福利厚生はとんでもなく充実しており、とんでもなく恵まれています。
月収30万円では、この福利厚生の部分をカバーする事はできず、この程度の月収で、サラリーマンを辞めてしまうのは現実的な話とても危険です。
何よりも、今まで仕事をしながら結果を出せているのですから、サラリーマンというもう一本の強固な『収益源』を放棄してしまうのは非常にもったいないです。
個人的に思う。サラリーマンが仕事を辞めてもいい目安
個人的に思うサラリーマンが仕事を辞めていい目安は、アフィリエイトとサラリーマンの給与を貯蓄もしくは運用して、預金もしくは、リスクヘッジとなる程度の預金+運用資産で『1億~2億円以上保有している状態』だと考えています。
2億なんて言うと『とんでもない金額だ!』と思われるでしょうが、一部上場企業の給与は、生涯で3億円を超え、一般的にもサラリーマンを定年まで勤め上げれば1億5千万円~2億円程度の収入になるそうです。
つまり、一般的な生涯年収くらいの預金・資産があれば場合、サラリーマンを辞めても『割に合った引退』と言えるのです。
後は、アフィリエイトで収益があるでしょうから、アフィリエイト一本に絞っても、原則的なリスクは健康以外配慮しなくても生活には困りません。
まぁ億なんてお金はそう簡単に手にできる代物ではありませんが、サラリーマン引退を目指すならば、目標にしてもいい金額ではないでしょうか?