『アフィリエイトはもう古い!』は正しいか?
アフィリエイトは古いという言葉を聞いて久しいですが、アフィリエイトは本当に古い副業になってしまったのでしょうか?
アフィリエイトが古い副業になってしまった場合、今からアフィリエイトに挑戦しても十分な収益を上げられないと予想する人が多くなるはずです。
この記事では、個人的分析ではありますが、様々な事実から、アフィリエイトが本当に古い副業になってしまったのか?について書いていきたいと思います。
これからアフィリエイトに挑戦される予定の人には参考になるであろう情報をたくさん盛り込んでみました。
アフィリエイトは古い?
アフィリエイトが登場したのは2000年頃
私の記憶では、アフィリエイトが登場したのは2000年頃だと記憶しています。
その後、2005年頃~2007年頃にインターネットバブルが到来し、インターネット上でのビジネスは『何でも成功する』様な状態でした。
この頃よく聞くようになったのがアフィリエイトでした。
サイトを作って、広告を貼るだけで収益を上げる事ができた時代ですから、この頃サイトを開設された人の中には、高収益を上げた方もたくさん登場しました。
その後、噂が噂を呼び、『アフィリエイトは楽して稼げるぞ!』というイメージが旋風を巻き起こしました。
ちょうどこの頃、有名ASPも軒並み登場してきており、まさにアフィリエイトの全盛期だった様に思います。
確かに昔のアフィリエイト『手法』は古い
確かに、昔アフィリエイトというシステムが確立し始めた時代には、楽して稼ぐという言葉がピッタリ当てはまる副業だったと思います。
昔は、コンテンツも何も無い、サイトをサクッと作成していれば、楽に収益が上げられる時代でしたし、何よりもライバルはほとんどいませんでした。
サイトの構築技術は、専門スキルでしたし、素人が楽に参入できるような世界ではありませんでしたから。
私もあの時代、『サイトを作成したいな』と思い立ち実行しましたが、全く作る事ができませんでした。
その後、ブログサービスが登場し、素人でも楽に運営できると言う事で大流行しました。
この頃では、まだまだアフィリエイトは稼げましたから、様々な『楽して稼げる手法』が登場しました。
例えば、ペラサイト量産、ダイレクトメール、スパム行為等、とにかく今では必須の『コンテンツ作り』の作業を経ず、アクセスを集め収益を得られる手法がもてはやされました。
ところが、このような手法は今では通用せず、かつて高収益をたたき出したサイト・ブログの運営者も今では全く稼げないという状況になっている人は多数いらっしゃいます。
そういう意味で、かつてのアフィリエイト『手法』はもう古いと断言する事ができるでしょう。
アフィリエイト自体には『古い』『新しい』は無い
上記で、かつてのアフィリエイト『手法』は古いと申し上げました。
ただ、このようにその時代に通用した『手法』が古くなると言う事は、どのような業界でも起こり得る事です。
例えば、かつてはフィルムカメラで写真を撮影していましたが、数年前にはデジタルカメラがフィルムカメラの立場を奪い取りました。
そして、現在は、そのデジタルカメラも一般ユーザー向けの製品は、スマートフォンに立場を奪われています。
これらの製品はすべて、『稼ぐため手法』であって、システム(会社・業界・ビジネスモデル)ではありません。
アフィリエイトは、まさにシステム(ビジネスモデル)の話ですから、ここが古くなるという事は、インターネットの世界が存在する限り、非常に考えにくいというのが私の見立てです。
実際、アフィリエイトの仕組み自体を分析してみても、実業の世界の『営業』や『仲介業』と大差なく、それがリアルの世界で行われるか?インターネットの疑似的な世界で行われるのか?ただこれだけの違いしかありません。
営業・仲介業というビジネスモデルが古くなるなんて考えた事が無い人が多いでしょうし、アフィリエイトも同じではないでしょうか?
現在のアフィリエイトは『ビジネス』
昔のアフィリエイトは、まだまだ発展途上で、大手企業も注目していない非常にマイナーな分野でした。
しかし、アフィリエイトの世界は、今では、大手企業は当然、中小企業から個人まで入り乱れる弱肉強食の世界へ発展しました。
ところが、アフィリエイトは比較的参入障壁も低く、イメージしずらい副業で、かつ、巷で語られるのは『楽して稼げる』という謳い文句です。
そのため、そもそもアフィリエイトが立派なビジネスであると言う事を理解せずに参入してくる人が非常に多いです。
個人的に、アフィリエイトという副業は、仲介業や営業とよく似ていると考えていますから、収益を得るためにはそれなりの努力が必要です。
そのため、楽に稼げない⇒諦める⇒アフィリエイトは稼げない⇒アフィリエイトは古いとの批判、このような声が大きくなっているのでしょう。
現在、アフィリエイトは立派なビジネスに発展しており、様々な高レベルサイトが登場しています。
大手サイトでも、当然のようにアフィリエイトが導入されていますし、日々新しく強力なサイトが生まれています。
副業としてのアフィリエイト
今でもアフィリエイトは真面目にやれば副業としての魅力は高い
アフィリエイトはは立派なビジネスであるという話をしましたが、ここまでの話で『アフィリエイトは稼げない』と考えた人は非常に多いと思います。
しかし、アフィリエイトは真面目に継続して作業をさへ行えば、まだまだ収益を上げる事は難しくなく、これ程努力が報われる副業はありません。
サラリーマンでも、趣味の範疇で夜の時間を自由に活用し、作業量も自由に自分で調整できます。
自分が楽しいと思う事を記事にするだけで、収益に繋がる可能性があるのです。
確かに、アフィリエイトは楽に稼げる副業ではなくなりましたが、まとまった時間が取れなくても挑戦できますし、非常に自由度の高い副業です。
サラリーマンの場合は、昼間本業でストレスのかかる状況が続きますが、アフィリエイトは副業の中でもストレスもかかりにくい副業ですので、サラリーマンでも気軽に取り組めます。
アフィリエイトは、総合的にみてまだまだキングオブ副業であると言えます。
初めて間もないアフィリエイターでも稼げているのは事実
意外とアフェリエイト経験の浅い人が活躍している
アフィリエイターの中で、『現在稼げている』という人は、2~3年前に始めたばかりという方が意外と多いです。
というのも、数年前からアフィリエイトの環境はガラリと変わり、過去通用していた手法が全く通用しなくなったからです。
そのため、過去稼いでいた人が退場し、新しい正攻法と言える手法で挑戦した人が、今の稼げるアフェリエイターのスタンダードとして活躍しているのが現状です。
アフィリエイト自体はむしろ発展している
過去のアフェリエイターが稼げなくなったのは、前述の通りアフィリエイト自体が古くなっているからではなく、『手法』が陳腐化してしまったからにすぎません。
特に、この陳腐化は、サイト・ブログの運営方法についての変化が大部分を占め、アフィリエイト自体は、今も昔もさほど大きな変化はしていません。
むしろ、アフィリエイト自体は、稼げるサービスが新しく登場しており、より稼ぎやすく変化しています。
昔のアフィリエイト手法が古くなってしまったのは、Googleの検索エンジンのアルゴリズムに劇的な変化があったと言う事が、主要な原因です。
現在では、Googleの検索エンジンのアルゴリズムが高性能になり、かつて通用したサイト・ブログ運営では、アクセス数・PV数を得る事はできなくなりました。
過去稼げていたアフィリエイターのサイトは、アクセス数・PV数が急減し、回復不可能な状況になってしまいました。
また、『アフィリエイト』というビジネスが周知されてきた事によって、ユーザーリテラシーが向上し、かつての手法では、ユーザーの行動を収益に結び付ける事が難しくなったという点も稼げなくなった大きな原因です。
過去ののアフェリエイターと、現在のアフェリエイターが入れ替わることで、アフィリエイトは古くなるどころか、より新しくなり、今では努力する人程報われる環境が整ってきています。
アフィリエイトは確かにリスクがあるが方向性次第で長く稼げる
アフィリエイトのリスクは、やらない理由にはならない
上記のGoogleの検索エンジンのアルゴリズムによって、過去稼げていたアフィリエイターの収益は激減したという話から、『アフィリエイトはリスクが大きい』と考える人は多いと思います。
確かに、アフィリエイトにはリスクがあります。
例えば、主要取扱商品が無くなってしまう事や、Googleからのペナルティによりサイト・ブログのアクセス数・PV数が激減してしまう等といったリスクです。
しかし、この様なリスクは、どのような副業でも存在するリスクであり、副業である限り『食えなくなるリスク』ではないため、『やらない理由』としては非常に弱い理由ではないでしょうか?
過去のアフェリエイター淘汰の流れは十分予想の範疇
ちなみに、上記Googleの検索エンジンのアルゴリズムの変化は、個人的に十分に予想できたのではないか?と考えています。
結局、過去のアフェリエイト手法は、『ユーザーのためにならない手法』でしたから、ビジネスとして正義がありません。
基本的に長く社会で生き続けるビジネスは必ず『人のためになる』という正義がそこに存在します。
しかし、過去のアフェリエイト手法、例えばペラサイト量産等の手法では、そのペラサイトにアクセスするユーザーには何のメリットもありません。
他にも、詐欺的な商品を売り付けるサイトや、騙して広告をクリックさせる様なサイトが乱立しました。
このようなサイトが淘汰されるのは当然です。
Googleも企業である以上、検索エンジンを利用するユーザーの環境を整えるために、『より良質なサイト・ブログを検索結果に表示する』という対応は自然な流れではないでしょうか?
それこそ、Googleの検索エンジンのアルゴリズムの高性能化であり、これまでのアフィリエイト環境の変化であると言えると考えます。
アフィリエイトが属する業界は成長産業
アフェリエイトが古いと言われ始めて、久しいですが、ここまで私が書いてきた事を読んで頂ければ分かる通り、私自身は全く古いとは考えていません。
もちろん、アフィリエイト以外に多数の『稼げる方法』が登場していますから、昔からあるアフィリエイトが古いと考えてもそれはそれで間違いは無いとは思います。
確かに、様々な副業が登場していますから、選択肢は増えているとは思いますが、せいぜいその程度の話です。
事実、アフィリエイトが属する業界は、明らかな成長産業です。
アフェリエイトの業界は、インターネット広告業界に属しますが、このインターネット広告業界は、現在、恐ろしいスピードで成長しています。
まだまだ、発展途上であり、これからもインターネットにとって代わる技術が登場しない限り全体のパイは成長する可能性が極めて高いです。
実際、大手ASPの業績は成長基調にありますし、街の看板やリアルな広告媒体のパイを奪っているのは誰の目にも明らかです。
このような流れは実に自然で、インターネット広告業界が成長する理由を上げればいくらでも上げる事ができます。
- 1)インターネット広告は成功報酬型が多く、広告費の無駄が省ける
- 2)広告費が極めてリーズナブルであるにもかかわらず反響は高い
- 3)反響率・CV率等の数字が正確に把握できる
- 4)個人や中小企業でも気軽に利用できる
- 5)データー管理の技術が発展しているので、ノウハウを楽に蓄積できる
- 6)インターネット広告自体の制作費用も非常に格安
- 7)資産やインフラをもたない個人でも広告の出稿を受ける事ができる
インターネット広告は、掲載する方も、出稿する方も、どちらにも非常に大きなメリットがある広告媒体なのです。
主観を排除し、客観的に分析すれば、成長するのは当然のシステムです。
例えば、上記3)等は、画期的で、昔は考えられませんでした。
私も、地方の小さな新聞社から、広告出稿の営業電話を受けた経験がありますが、その営業さんに、『反響率・CV率等の数字を全て教えてほしい』旨伝えましたが、返ってきた答えは『わからない』でした。
個人的には、カルチャーショックだったのですが、一般的には、上記のような緻密な数字を考えずに出稿するのが普通だそうです。(中小企業の社長さんに伺ったところ)
となると、やはりインターネット広告の利便性は、極めて高く、今後も成長産業として成長する可能性が高く、そのど真ん中に位置するアフィリエイトの可能性は非常に高いと言えるのではないでしょうか?